時代の流れに伴いMacだけで仕事ができる、Windowsでわざわざ確認しなくても大丈夫という流れが出来てはきている。
しかし、案件内容によってはどうしてもWindowsでWinSCPからサーバーに繋がなければならない、大手クライアントではIE10でブラウザ確認をしなければならない等、Macだけではどうしようもない場面は未だにある。
管理人はフロントエンドをコーディングすることが多いが、「Windowsで崩れています」と言われ確認してみると、なるほどIE10でレイアウト崩れしていたりする。まだ数年はIEの呪縛から逃れられないのかと落胆はするものの、仕事なので対応するしかない。そもそもクライアントがIE10で見ているということは、少なからず似たような人種がIE10で見に来るサイトだろうと腹を括るしかないのだ。
もちろんWindows PCを手に入れるのが最もシンプルで間違いない対策ではあるが、Macユーザーとしての無駄なプライドや荷物を増やしたくないという利便性を考えると、MacでWindowsを起動するのがベストだ。今回はそんな方法をいくつか紹介していこう。
1. Intel Macの簡単手段Boot Camp
CPUがIntelに変わった時に搭載されたApple公式のWindows起動ソフト。アプリケーション内の「Boot Campアシスタント」を使いWindowsをインストールすることが出来る。Optionキーを押しながらMacを起動することで、起動ディスク選択画面に変わり、Windowsを選択することが可能になる。
体感的には下手なPCよりもWindowsが動作しているように感じるが、Macとの同時起動が出来ないため、照らし合わしながら作業を行いたい場合は難しい。
もちろんWindowsのプロダクトキーが必要になるので、Windowsは購入しておかねばならない。
M1 Macでは使用できないので最新機種では利用できない点にも注意していただきたい。
2. M1 Macでも使えるParallels Desktop
管理人が実際に使っているのはこのParallels Desktopだ。仮想化ソフトウェアの分類で、WindowsはもちろんAndroidなどの無料システムも起動することが出来る。注目すべき点としては、IEの古いバージョンだけを起動できるので、ブラウザ確認だけが出来ればいい人にとっては非常に便利だ。
ARM版と言われているWindows 11をM1 Macで起動でき、今一番熱いであろうアプリだ。
Microsoft側はWindows 11はMac対応しないと発言しているので、今後イタチごっこの対策対決があるかもしれないが、現状最高の方法だと言えるだろう。
次に紹介するVMware Fusionとの機能比較が公開されているので、参考にしてみるといい。https://www.parallels.com/jp/pd/fusion-compete/
3. VMware Fusionで仮想起動
先程紹介したParallels Desktopと比べると価格面、対応面でどうしても劣って見えてしまうVMware Fusionだが、こちらでも仮想でWindows起動することが可能だ。
管理人がこの類のアプリで初めて購入したのはVMware Fusionだったが、Parallels Desktopを使って以降は触ることがなくなってしまった。おすすめは出来ない。
4. 簡易的ならEasyWine
Macでexeファイルを起動したいという思いから見つけたのが、このEasyWineだ。一時期WinSCPをこのソフトで起動していたのだが、MacのOSアップデートにより使用できなくなってしまった。
macOS Catalina、macOS Big Sur、Apple Silicon Macは非対応なので注意してほしい。
実際に使用した際は、すべてのexeファイルが動くわけではなかった。
Windowsが起動させにくい時代になってきている
MacがPowerPCを搭載していた頃はWindowsとは別物だったが、Intelになってから劇的にWindows起動がしやすい時代になった。しかし、ARMが主流となりつつある今、それも難しくなってきてしまった。
今後予想されるのはParallels Desktop VS Microsoftだろう。Macユーザーでフロントエンドエンジニアの管理人としては、ブラウザの差が完全になくなりバグがなく、同じように表示さえしてくれれば良いのだが、あと数年はIEの亡霊が彷徨っているだろうとも思っている。
残念だが戦いはまだまだ続いていくだろう。