筑波について詳しく知りたい

  • 2023年5月1日
  • 2023年5月1日
  • 地域

筑波とは

「筑波」という言葉には複数の意味がありますが、おそらく「筑波」と言えば茨城県つくば市を指すことが多いのではないでしょうか。
つくば市は、日本の中央部に位置し、科学技術の研究開発拠点として知られています。国立大学法人筑波大学をはじめとする多くの研究機関があり、また、つくばエクスプレスという高速鉄道が通っているため、首都圏とのアクセスも便利です。
また、「筑波山」という名前の山もあります。筑波山は、関東平野の中央部に位置し、標高877mの山で、古くから修験道の霊場として知られています。筑波山には、二ッ岩(ふたついわ)と呼ばれる大きな岩があり、筑波大学のシンボルとなっています。

筑波の歴史

筑波地域の歴史は古く、縄文時代からの遺跡が残されています。ただ、筑波という地名が初めて登場するのは、奈良時代の延暦9年(790年)の『日本書紀』に記載された「筑波の国造・筑波大兄」という人物の記述が初出とされています。
平安時代には筑波山が修験道の修行の場となり、この頃から筑波山周辺には寺院や社寺が建立されていきました。中世に入ると、筑波周辺は常陸国や下野国などの国境地帯となり、戦国時代には北条氏や佐竹氏などの大名家が統治する地域となりました。
江戸時代に入ると、筑波周辺は幕府直轄領となり、周辺地域の開発や治水、米の生産などが進められ、地域経済が発展しました。明治維新以降はつくば市をはじめとする周辺地域が現在の形になり、戦後には科学技術の研究開発拠点として発展していきました。

筑波の名物

筑波地域には、美味しい食べ物や特産品がたくさんあります。以下にいくつか紹介します。

つくば牛

つくば牛は、茨城県つくば市周辺で生産される和牛です。日本の黒毛和種に近い品種で、脂肪の甘みが特徴的で、肉質も柔らかく美味しいことで知られています。
つくば牛の生産には、独自の育成方法が取り入れられています。育成期間が長く、特別な飼料を与えて育てられるため、肉質が優れているとされています。また、つくば市周辺は豊かな自然に囲まれているため、放牧が行われ、牛たちは草や木の葉などを食べながら育てられます。
つくば牛は、産地直送やオンライン通販で購入することができます。また、つくば市周辺の高級レストランやホテルなどでも提供されています。焼肉やすき焼きなどにすると、脂肪の甘みと肉の柔らかさが味わえます。

ひたちなか海浜公園の海の幸

ひたちなか海浜公園は、茨城県ひたちなか市にある広大な海浜公園で、日本の代表的な海水浴場の一つです。この地域では、新鮮な魚介類が豊富に水揚げされており、ひたちなか海浜公園周辺には、多くの海産物の屋台やレストランがあります。
ひたちなか海浜公園周辺で人気のある海産物の一つは、「ひたちなかあさり」です。ひたちなか市沖で採れるアサリは、殻が薄く身がプリプリとした食感が特徴的で、味も深みがあって美味しいとされています。屋台では、アサリ丼や焼きアサリなど、さまざまな調理法で楽しむことができます。
また、ひたちなか海浜公園周辺では、アジやサバなどの魚も豊富に水揚げされます。屋台では、焼き魚や煮付けなど、シンプルな調理法で味わうことができます。
さらに、夏には海水浴客向けの屋台が多く出店するため、海鮮丼や焼き鳥、たこ焼きなどの屋台メニューも人気です。公園内には、地元の漁師が運営する海鮮レストランもあり、地元の魚介類を使った料理を楽しむこともできます。

いも煮

筑波地方には、秋から冬にかけて、「筑波いも煮」という地域特産の料理があります。筑波いも煮は、里芋やこんにゃく、鶏肉、野菜を醤油やみりん、砂糖などで味付けした煮込み料理です。
筑波いも煮には、さつまいもやごぼうなどの野菜も加えられることがあります。これらの野菜は、筑波地方で栽培されている特産品で、栄養価が高く、味も濃厚です。また、野菜の旨みが鶏肉やこんにゃくに移り、深い味わいを生み出します。
筑波いも煮の味付けは、地域によって異なる場合がありますが、筑波地方の場合は、醤油、みりん、砂糖をベースに、地元の酒やだし汁を加えることが多いです。これらの調味料を絶妙なバランスで使い分けることで、甘みとコクがあり、鶏肉や野菜の旨みもしっかりと引き出された味わいに仕上がります。
筑波いも煮は、地元のイベントや祭りなどで振る舞われることが多く、その土地ならではの味を楽しむことができます。また、一般の家庭でも手軽に作ることができるので、筑波地方に行った際には、ぜひ地元の食文化を体験してみてください。

筑波山薬王院のおはぎ

筑波山薬王院のおはぎは、筑波山のお土産として有名な和菓子です。薬王院の名物として親しまれており、筑波山への登山客や観光客にも愛されています。
おはぎは、もち米を蒸してからつぶし、小豆と合わせて甘く炊いた餡を包んだ和菓子です。筑波山薬王院のおはぎは、小豆餡の代わりに、栗や白玉粉で作った白玉餡を使用しています。白玉餡には、砂糖と小豆以外にも、蜜やはちみつが加えられていることが多く、風味豊かな甘みが特徴です。
薬王院のおはぎは、見た目も美しく、色合いや形状が非常に綺麗で、食欲をそそる美味しそうな和菓子です。また、おはぎの生地には、白玉粉を加えることで、もちもちとした食感があります。
薬王院のおはぎは、筑波山の厳しい環境下で育つ米や栗など、地元の食材を使用しているため、地産地消の観点からも注目されています。筑波山薬王院に訪れた際には、ぜひ地元の和菓子を味わってみてください。

筑波山織

筑波山織(つくばさんおり)は、茨城県つくば市を中心に受け継がれる伝統的な手織りの技術と、その産地である筑波山周辺で栽培される麻糸や綿糸などの天然素材を使った織物のことを指します。
筑波山織は、約800年前に鎌倉時代の中期に始まったとされています。当時、筑波山周辺で生産された麻糸を用いて作られた布地は、武家や寺院などの需要が高く、広く用いられました。その後、江戸時代に入り、筑波山周辺の織物産業は発展し、独自の技術や特色を持つようになりました。
筑波山織は、手織りによって作られるため、生地の表情や風合いに個性があり、味わい深い素朴な風合いが特徴です。また、筑波山周辺の環境に合わせて、麻糸や綿糸などの素材を選び、自然の風合いを生かして織り上げることができます。
筑波山織は、日本の伝統工芸品としても認められ、1964年に「茨城県の工芸品」として指定されています。現在でも、筑波山周辺の職人たちが、伝統的な技術を受け継ぎながら、新しいデザインや用途に合わせた製品を制作しています。筑波山織の代表的な製品には、手ぬぐいや小物入れ、かごバッグ、テーブルランナーなどがあります。